Q&A:舌について

Q:熱いお茶を飲んだり、寒いところに出たりとか、 

  日常のちょっとした刺激で舌の色は赤くなったり白くなったりするのですか?

A:舌の色はちょっと熱いものを飲んだくらいではあまり変化しません。

  中医学では病態をまず虚実で分けますが、実の状態は主に苔に、

  虚の状態は主に舌自体に出ます。

  例えば舌の色が白いと体が冷えて陽虚、

  紅いと体が熱を持つ陰虚と判断ことが多いですが

  体が虚してくるのは通常はある程度時間がかかるので

  そんなにすぐに変化しません。

  逆に舌が赤くなっていれば少なくとも数ヶ月は

  体が熱っぽくなっていると考えられます。

  ちなみに体が熱を持っていると気分的に落ち着きにくくなってきます。

  イライラしたり、寝つきが悪かったり・・・

  そういったことを相手が言わなくても自然とわかってしまいます。

  また本当は体が冷えているのにそれに気づいていない人が時々います。

  そういった方も舌を見れば冷えていることに気づけます。

  舌が白い場合は血虚の場合もあるのですが、

  何れにしても積極的に温めていただくといいです。
 

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