人参はだてに有名ではありません

先日ある患者さんから朝鮮人参.jpg

韓国旅行のお土産を頂いた

のですがなんと朝鮮人参でした。

立派な品です。

以前このブログでも書きましたが

今は野生の人参はほぼなくなって

市場に流れているのは栽培品

なのですが、その栽培がけっこう難しいのです。

直射日光がダメだったり温度管理が必要だったり

なおかつ生薬として利用されるためには

最低2年は栽培しなければなりません。

おそらく頂いたものは3−5年ものではないでしょうか。

手間と時間がかかるのでどうしても価格が高くなってしまいます。

でも・・・とても効き目があります。

高い生薬は敬遠されがちですが、人参は蒸して紅くなったものが

紅参として保険がききます。

これが保険で使えるのは有難いことだと思っていて

疲れている患者さんにはよく処方させていただいています。

某メーカーのものを使用していますが、

担当の人曰く紅参末の処方量は私の診療所が日本一だそうです。

紅参よりももっと使っている生薬は他にあるので意外な感じですが、

とにかくそうらしいです。

かくいう私も紅参を時々飲んでいます。

段々年を取ってきたので、長く元気で過ごせるための

アンチエイジング漢方を最近自分用に考えていますが

紅参は絶対に外せない生薬の一つです。

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